AV女優の中には芸能人から転向する女性がおり、彼女たちの多くは芸能界で培った知名度を武器に一気にAV女優へのトップへと駆け上がっていきます。最近では元AKB48のやまぐちりこ、元グラビアアイドルの小向美奈子などがAV女優に転向して爆発的なセールスをたたき出し、話題を集めました。
AV女優は通常ならば単体、企画単体、企画と3つに分類されますが、元芸能人枠はそれらとは別な特殊なものと思ってよいでしょう。知名度の高い元芸能人ならば、AV業界でトップを張っているAV女優のセールスを一桁上回るほどの売り上げを期待できます。3000本売れれば大ヒットと言われるAV業界で、元芸能人AVは10万本を超える奇跡的なセールスが期待できるのです。そのためかなり巨額、場合によっては億に近い学の出演料が動きます。
大手メーカーは人気が落ちてきている芸能人に声をかけて出演をもちかけ、芸能人側も芸能界で先が見えない場合には、まだ落ちぶれていないタイミングで知名度を利用して一山あてるために出演に踏み切ります。
ここでは、芸能人からAV女優へと転向した女優たちをまとめていきます(中にはAV女優として数えることができるか疑問が残る女優もいますが、AV女優と言う仕事をビデオやDVDといった媒体を通して性的な表現を披露するものであると広くとらえるならばAV女優に数えても間違いではないでしょう)。
・小松千春
もとはモデルであり、そこから女優業で活躍しました。体調不良によって休業し、復帰するとヘアヌード写真集を発売、その後はヌード写真集を複数出し、2011年にはAVデビューを果たしました。
・西本はるか
お笑いコンビ・パイレーツとして一躍有名人となり、パイレーツ解散後は舞台やグラビアで活動し、2012年にAV女優デビューしました。
・鈴木早智子
女優、歌手などとして活躍する女性タレントです。2009年にアダルトイメージビデオを出しています。
・やまぐちりこ
元AKB48からのデビューであり、やまぐちりこが出演したときはAKB48 が一躍有名になったのと同時期であったため非常に大きな話題を集めました。また、AKB48時代に中西里菜として活動していたころ、AKB48のなかでも高い人気を誇っていたことでも話題となりました。
デビュー作のサンプル映像がアリスJAPANのサイトに公開された時にはアクセスが集まりすぎてサーバーに負荷がかかり、削除せざるを得ないほどで、結果的に8万本を超えるメガヒットを記録しました。また、デビュー作から3作目までが売り上げ上位3位を独占するというものでした。
2012年に引退しているため活動期間は短かったですが、話題性は十分なものでした。
・岡田真由香
Kカップの胸の持ち主であり、スカウトマンに見染められてグラビアアイドルとしてデビューします。2011年にはMUTEKIからAVデビューしました。2013年以降は新作をリリースしていませんが、引退はしていません。
・小向美奈子
元グラビアアイドルであり、2011年にアリスJAPANからAV女優デビューしました。グラビアアイドル時代の抜群の知名度が功を奏し、デビュー作は20万本を売り上げる驚異的な売り上げを記録しました。この売上本数はAV史上最多であるとされています。
・乃々果花
元はおはガールとして活動していたアイドルでしたが、2010年にAVデビューをしました。Iカップのバストが売りであり、現在もMOODYZの専属女優として毎月新作をリリースしています。
・原紗央莉
はじめはアイドルとして活動しており、映画出演なども果たしています。AVデビューは2009年であり、デビュー作は10万本を超える大ヒットを記録し、AVランキングサイトでは連続1位を獲得しました。
さらには同年、映画主題歌でCDデビューをするなどの活動をしていましたが、2011年に事務所に契約解除を申し入れ、2014年からは松野井雅の芸名で再出発をしています。
・みひろ
元AV女優としてトップクラスの知名度を獲得しているみひろも、元は芸能界にいた女性です。2004年頃はお菓子系アイドルとして活躍していましたし、歌手としてもデビューしています。2010年に引退してからはタレントや女優として活躍しており、芸能界→AV→芸能界と歩みを進めています。
・島田陽子
本業は女優であるためAV女優に数えることに少々違和感がありますが、芸能人でありながらMUTEKIからアダルトイメージビデオを出しているという意味において記載しておきます。
・ほしのあすか
元は星野飛鳥名義でグラビアアイドルをしていました。2004年にミス週刊少年マガジンに選ばれた経歴の持ち主でもあります。2010年にSODからAVデビューを果たし、2013年末まで活動を続けました。
・水瀬千秋
元は宝塚歌劇団所属であり、2010年にMUTEKIからAVデビューしました。
・佳山三花
元はグラビアアイドルであり、女優として映画出演もしています。2008年にAVデビューし、2009年からはS1の提供するラジオ番組でパーソナリティも務めました。2011年に引退しましたが、その後は表舞台には出てきていません。
・あいださくら
2007年にグラビアデビューし、お菓子系アイドルとしても活動をしていました。AVデビューは2009年であり、活動停止を経て2013年に復活、2014年はストリップデビューしました。
・青木りん
2002年からグラビアをはじめとした様々な活動を展開しました。2004年には着エロジャンルに挑戦してスマッシュヒットをたたき出すなどの活躍を見せ、黎明期の着エロビデオを開明へと導きました。2006年にAVデビューをしますが、デビューにあたっての契約料は1300万円と破格の金額で話題を呼びました。
・琴乃
芸能界デビューは2001年であり、主にアイドルとして活動をしました。2002年からはグラビアアイドル、2006年からは着エロアイドルと進んでいき、2006年にヌードグラビアを披露してAV転向を明らかにしました。2009年に引退を表明し、現在はキャバクラなどで働いています。
・赤西涼
元は子役タレントとして活動していた人物であり、2007年にAVデビュー、2009年には公式サイトで引退を表明したものの出演を続けています。
・吉野公佳
デビューは1989年であり、1992年からグラビアアイドルとしてブレイクし、様々なバラエティ番組などでも人気者となりました。映画やドラマの出演本数も多く、映画主演の経験もある一流の女優でもあります。2008年にはMUTEKIからアダルトイメージビデオをだして話題を呼びました。
・高樹マリア
アイドルとしてデビューし、グラビアやテレビ番組で活躍したのち、2002年末にAVデビューします。2004年に引退し、その後は芸能界に舞い戻って女優業に励んでいます。
・小林ユリ
元はミスヤングマガジン賞も受賞したことのあるグラビアアイドルです。2010年にMUTEKIからアダルトイメージビデオを出しています。
・真梨邑ケイ
NHKの朝の連続ドラマや大河ドラマにも出演したことがある女優であり、様々な作品で活躍しています。1982年にはジャズボーカリストとしてもデビューしており、2009年にはアダルトイメージビデオを出して4万本を超える大ヒットを記録しました。
・桜井ゆうこ
2003年にグラビアアイドルとしてデビューし、2006年に着エロで活躍したのち2007年にSODからAVデビューを果たしました。2008年初めにSOD専属を卒業して企画単体となり、引退はしていないものの出演本数は2011年から極端に少なくなり、2013年以降は出演していません。
・きこうでんみさ
ネットアイドルやコスプレイヤーを経てタレントになり、その後グラビアを主戦場として芸能活動を展開していきます。グラビアだけではなく歌手や声優もこなし、秋葉系アイドルとしての地位を確立します。AVデビューは2007年であり、2009年に専属契約を終了してからは出演していません。
・峰なゆか
明石家さんまの司会するトーク番組・恋のから騒ぎに出演し、2005年にAVデビューをしています。2009年で引退し、2011年に1度限りの復活をしているほかはライターや漫画家として活動をしています。
・範田紗々
元グラビアアイドルであり、テレビや映画などに出演しています。2006年にAV女優デビューを果たし、2010年まで活動を続けました。現在も歌手や女優などに挑戦し、精力的にタレント活動をしています。
・長谷川ミク
元グラビアアイドルであり、2012年にAVデビューしました。
・めぐり
2007年にグラビアアイドルとして活動し、所属事務所のピンキーネットにおいてトップアイドルとして人気を集めました。DVDの売上は驚異的であり、通常のグラビアアイドルは人気アイドルでもせいぜい3ヶ月に1回のリリースであるのに対し、めぐりはデビューしてから1年以上にわたって、ほぼ毎月リリースしていました。
2009年にAVデビューを果たし、AV女優で構成されるアイドルグループ・恵比寿マスカッツでの活動や、ティーパワーズ所属女優5人で構成されるアイドルユニット「me-me」などで活動するなど、活動の幅を広げています。
・AYA
元小室ファミリーとして歌手デビューをするものの芸能活動に行き詰まり、2008年にAVデビューをします。2010年に自宅マンションから飛び降り自殺をするのですが、その裏にはジャニーズとの黒い噂がささやかれました。