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熟女系のAV女優

今から十数年前は、熟女と言うジャンルは今ほど大きなものではありませんでした。業界内ではそれほどの需要がなく、熟女系AV女優が主役を務めることは珍しいことでした。今でこそ熟女と呼ぶにふさわしい年齢は30代くらいからを言うものですが、当時は27歳を超えた女優は熟女と呼ばれていました。

その年齢の女優は、業界内でもすでに旬がすぎたものと認識され、企画女優扱いとなり、複数の女優を出演させることで数で勝負、しかもハードな内容でなければ売れないとされていたのです。

この流れを変えたのは業界最大手のソフト・オン・デマンドです。溜池ゴローなる熟女系AVの先駆者がいるのですが、この監督が1999年に『義母~まりこ34歳~』という作品を撮影したことが流れを変えるきっかけとなったのです。この作品には当時34歳の女優川奈まりこを起用しており、熟女特有の色気とセックスの濃さを十分に持っていました。

この作品がヒットしたことによって、それまで業界内にくすぶっていた「熟女=おばさん」というイメージが薄れるきっかとなり、「美熟女」という言葉が誕生したのでした。

 

その後熟女系AVのシェアは伸びていき、現在ではAV業界における一大ジャンルを築いています。最近人気の熟女ランキングを見ることで、人気の傾向を把握することができます。DMMの熟女チャンネルでは、月間の熟女系AV女優の人気ランキングが出ています。第10位までを見ていくと、

 

1位 風間ゆみ 1979年生まれ

2位 翔田千里 1969年生まれ

3位 川上ゆう 1982年生まれ

4位 澤村レイコ 1974年生まれ

5位 村上涼子 1977年生まれ

6位 北条麻妃 1978年生まれ

7位 中森玲子 1977年生まれ

8位 浅井舞香 1968年生まれ

9位 星野あかり 1985年生まれ

10位 北原夏美 1966年生まれ

 

このように見ていくと、40代の熟女も人気が高いことが分かります。9位の星野あかりはこの中でも若いですが、見た目と色気が熟女系の中でも通用するものを持っているため、熟女系として売り出している女優です。

では、これら熟女系AV女優の中で上位10位にランクインした女優たちが、若い女性も含めたすべてのAV女優の中でどれくらいの位置にランクインしているのかを見てみましょう。

 

風間ゆみ→26位

川上ゆう→65位

澤村レイコ→91位

それ以外はランク外という結果になりました。この結果を見ると、すべての年齢層を含めた全体のランキングでは熟女系AV女優の占める割合が少ないということが分かります。しかしこれは決して熟女系AVの人気が低いということではなく、最近のAV業界で新たにデビューする女優は若い女性の方が熟女に比べて圧倒的に多く、さらにはAV業界全体の割合を見ても、若い女性は熟女に比べて圧倒的に多いものです。そのような中で熟女系AV女優数人が100位以内に食い込んでいるという事実は、熟女系AVの人気の高まりを証明するのに十分な結果でしょう。

特に風間ゆみが26位にランクインしていることは大健闘と言えます。今後もAV業界のクオリティが上昇するにつれて、熟女系Av女優のクオリティも上がってくることと思います。そもそも熟女系AV女優の魅力と言うのは、“もうこんなに年がいっているのに、それを感じさせない性的魅力をもっている”と言うことです。したがって、クオリティの上昇率に対する性的魅力の上昇率は若い女優より熟女系女優の方が高いことは間違いのないことです。

このことから、今後も熟女AV業界は、熟女のクオリティが上がっていくほどに高い人気を獲得するようになるでしょう。

また、この事実はAV女優に希望を与えます。熟女というAVジャンルにそれほど人気がなかったころは、AV女優は27歳を過ぎると旬を過ぎた女優として扱われ、仕事は急激に減り、AV女優を続けることが難しくなっていました。AVは確かに覚悟を決めれば稼げる職業であったのですが、それと同時に稼げる期間も長くなかったのです。

しかし、熟女系AVが人気を博してからは、事実上AV女優に寿命はなくなりました。40代に入ってからもトップを走り続けるAV女優がおり、中には50代になってもAV女優を続けている人もいるのです。つまり、女優の頑張り次第では業界に長くとどまることができます。このことは、AVしか稼ぐ道がない女優うにとっては大変希望に満ちた話であり、熟女系AV隆盛のために今も奮闘しているAV女優たちにはエールを送りたいと思います。