妊娠騒動を起こしたAV女優

デビュー8年を過ぎた今も美少女系AV女優として業界の最前線を走り続けているつぼみですが、彼女が妊婦もののAVに挑戦したことがネット上で話題になりました。

つぼみといえばネット上でも非常に人気が高いAV女優であり、完全にネタではあるものの、そのあどけなさ、デビュー当時から変わらない清純さなどから未だに処女であるという設定がファンの間での共通の認識になっています。そのAV女優が「出産間近!妊娠9カ月!ウエスト93cm!」と書かれた『つぼみ妊娠』という妊娠したと思わせるようなAVをリリースするというのですからファンは騒然としてしまいます。

「バージンなのに妊娠??」

「つぼみは聖母マリアなのか??(聖母マリアはイエス・キリストを身ごもった時処女であったことから)」

などというコメントが飛び交いました。それほどにつぼみの妊娠騒動はネット上で大きな話題となりました。検索エンジンに「つぼみ 妊娠」と入力して検索をすると2chでつぼみの妊娠に関するスレッドがいくつも見つかり、Yahoo知恵袋を見ても「つぼみの妊娠は本当ですか?」というような質問が多数行われているのです。

ネット上では妊娠線がないように見える、いつ結婚したのだろう、一体だれの子供なんだ・・・などなど妊娠の真相を探る話題が尽きませんでしたが、最後はつぼみ自身がブログで偽装妊娠であることを発表して終息しました。

つまり、つぼみの妊娠姿は特殊メイクであり、あくまでも妊婦もののAVを撮影するための演出であったということです。

 

つぼみの一連の騒動を受けて思うことは、最近の妊婦もののAVには特殊メイクに依るものが多いのかもしれない、ということです。確かに妊婦もののAVというのは一部のマニアにはたまらないものであるらしく、それらの需要を満たすために妊婦をスカウトして妊娠もののAVを撮影することも今まではあったことと思います。

しかし妊娠時のセックスは本来十分に気をつけた上で行うべきものであり、妊婦AVに見られるような激しいセックスは行うべきではないでしょう。母体にも胎児にも悪影響を与える可能性があります。

妊婦AVに歯止めがかけられたのは2009年のことでしょう。2009年2月、妊娠するたびにAVをリリースし、妊婦もののAVで人気を博していた石野容子が、妊娠もののAVを撮影していたところ突如体調不良に陥り急死したのです。行政解剖の結果目立った外傷はなく事件の可能性が低いとされましたが、事件でないとなると注目すべきは妊娠していたこととセックスの因果関係のみとなります。

やはり妊娠時のセックスはリスクの高いものであり、もし女優に死なれたときには何かと問題が生じます。もし妊娠門のAvを撮影する時の出演者がたまたまスカウトした本物の素人妊婦であり、その妊婦がもし死亡すれば大問題となるでしょう。

いまや妊婦AVという一部のマニアから指示されるジャンルは、本物の妊婦を起用して危険を伴うにはあまりに市場の規模が小さく、リスクに見合った収益を上げられないというのが実情ではないでしょうか。

このことが、つぼみが特殊メイクをほどこして妊婦AVに出演することにつながっているように思います。いまや本物の妊婦を起用して撮影したいと願うメーカーはあまりいないことでしょう。

しかし、おそらくは妊婦AVの熱狂的なファンであればあるほど、特殊メイクによって作られた妊婦ではなく、天然の妊婦による作品を好むことでしょう。だとすればハイリスクを恐れて大手メーカーは手を出さなくなり、妊婦AVはAV業界におけるスキマ産業となり、新興メーカーや中小メーカーが作品作りを手掛けるようになるのかもしれません